レッスン ～走るように

本日のレッスンはYさんです。
午前中の予定でしたが、夕方に山中湖に行くまで時間があるとのこと、急遽1日レッスンに変更していただき、じっくりと取り組んでいただきました。ありがとうございます！（笑）

Yさんは山の人ですので、普段は歩くような動きで滑ります。
しかし、今日は”カチカチ”のゲレンデですので、走るような外向と前傾を意識していただいております。

”走る”、と”歩く”、この運動の違いはスキーにもあります。
スピードが出る時には”走る”ような運動に、ゆっくりな時は”歩く”ような運動になると思います。

しかし平地で走るなら自分の力ですが、スキーでは運動を意識する前に勝手にスピードが上がってしまうことが多々あります（笑）
なのでスタートする時には、これからどんな運動をするのか、しっかりと準備しておかなければ間に合いません。
ゲレンデではスキーの基本姿勢からスタートしないと、だいたい後傾になります。
そして、走っているような前傾姿勢は止まるまでやめることができません。
走っているのに、途中で運動を止めたり、歩こうとしてしまうと．．．転倒します（笑）

例えば、下りの坂道を走っている時にスピードがついてしまったら、安全でさえあれば無理に止めるよりも、そのまま走り抜けてしまった方が実は楽な気がしませんか？
そんな感覚を楽しんでいるのがゲレンデスキーだと思います。

山ではこの安全の担保がありませんので、だいたい”歩く”ようにしてバランスを楽しみます。　　．．．過激な人達は別にして（笑）

こんな視点でスキーの運動を考えていただくと、わりとスッキリするかもしれませんよ！