精進湖口登山道から、奥庭、そして御中道の御庭までを歩きます。
今年の富士山は今日現在でもかすかに筋のような雪渓が残っています。
写真だと、ちょっと小さく判りづらいのですが、奥庭からだと確かに雪渓だと確認できました。
出発は精進湖からではなく、天神峠付近の一合目からです。
なにせ、”ふじてん”のすぐ先ですので、こちらの道路脇からが便利です。
また、船津口から富士林道を利用すれば二合目からスタートすることもできます。こちらは駐車スペースが狭いのでご注意を。今日は二合目の脇の方が車が多かったみたいです。
二合目付近はブナ林です。
木漏れ日の明るい道で、このあたりは斜度もゆるく、ひたすら真っ直ぐに抜けていきます。
ちなみにここはやまなしの森林100選にも選ばれている森でもあります。ぜひ秋にも来たいですね。
精進湖口登山道は大正時代の最も新しい登山道ですので信仰に関わる遺跡などはありません。とにかく、森の道なんです。
三合目を抜けるとカラマツなど針葉樹になります。
苔生した地面で土が少なく、木の根もほとんど横に伸びているようです。
特に三合目の旧バスターミナル跡から奥庭へのルートは倒木も多いので歩くのに注意が必要です。
なおこのコースは奥庭に出るまで全く眺望はありません。落ち着いた雰囲気の森の中はとても静かで、逆に富士山のとてつもない大きさを感じさせてくれます。
奥庭、そして御中道の御庭へ出たとたんに一気に眺望が開けます。森林限界より先の富士山が正面に聳え立ちます。
森を抜けたことにより、2,300mの五合目より上は、本当に溶岩の岩山だということを体感できますよ。
御庭では松ぼっくりもこぼれ落ちそうです。
風も涼しく奥庭では秋の気配が感じられました。
もし、御庭、奥庭に行くだけならば、スバルラインのバスを利用すれば「御庭」のバス停から15分~30分ぐらいです。
バス亭からの道は石畳で整備されてますので、観光地の気分も味わえますよ。(笑)
また、このバスを利用すれば、日帰りで御中道を大沢崩れまで歩くコースもとれます。
今日はちょっと長めで7時間の行程でしたが、森を抜けてこその感動もありますので、ぜひ一度は歩いて登ることをお勧めします。
下山後は河口湖の湖畔で西瓜。 しっかりと夏の一日を満喫しました。ご馳走様です。
今日はお疲れさまでした!
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