2020年9月25日金曜日

できた!と、わかった...

今日は常々思っていることについて書いてみます。

「できた!」と、「わかった!」です。

漢字で書けば、”出来た”、”解った”、となるのでしょうか。

お子さんにとっては、どちらも新しいことを覚えて早く試したくてワクワクしているような状況なのですが、大人にとっては少しニュアンスが変わってくると思います。


試しに、続けて2回声に出して言ってみてください。

  「できた、できた!」    「わかった、わかった!」


そう、”わかった”、の方は、ネガティブな言い回しも含まれていると思います。

「もう、解ったからこれで終わりにしよう」そんな感覚でもこの言い方が使われます。

大人の場合、頭で理解したらそれで満足にして終わりにしたい、そんな気持ちが多分に含まれていると思います。もしくは、解ったからもう勘弁(解放)してくれ、とか。(笑)


これ、けっこう無意識のうちに使ってしまっていると思います。実は、解らない方が実際に身体を使って試行錯誤することになるので、トレーニングとしては良いのではないかと考えることも、たまにあります。

あと、もう一つ付け加えると、「目からウロコが落ちた!」も「わかった!」と同じ使われ方をすることがあるかと思います。(笑)


ことスポーツでは身体で具体的に表現できて初めて「出来た!」となります。

つまり「わかった!」は頭の中に動くイメージが沸いた段階、トレーニングの中では「計画」→「実行」→「確認(反省)」の”計画”を立てる準備ができた、スタートラインに立った段階ということになるのでは、と思います。

子供の頃であれば計画はひとまかせ、ただ言われるがままに身体を動かすとか、楽しいから動く、そんな中で「出来た!」という瞬間が訪れて徐々にスポーツにはまっていくものでしょう。(ちなみに僕は、子供の頃は疑り深く、先生に言われても全く身体を動かさなかったので運動は苦手でした...)


しかし、大人であれば、理解して自分で計画を立ててトレーニングを行い、成功体験を積み重ねるような行動が身に着けば、次々と新しいことにチャレンジすることができると思います。

”わかった(理解した)!”、その時点で満足してしまっては、もったなすぎます!

やっぱり、繰り返し実行しなくては(笑)

ここが、スポーツが得意な人と苦手な人の差ではないかと思います。


なお、この年になってようやく納得したのですが、これスポーツだけの話ではなかったみたいです。もちろん、楽器演奏など芸術もそうですが、勉強も「わかった!」だけじゃ駄目だったみたいです。理解したら、時間内に問題を解けるようにトレーニングして初めて、「出来た!」となるらしいですよ。

そんなこと、”受験生の時に気付けよ!”、ですね(笑)




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