皆さんパノラマは滑り納めですので、今日は”検定会”にいたしました。
里山では、レッスン内でのテレマーク検定も承ります。
さあ、今シーズンの成果を確認しましょう。
今年から始まったTAJのテレマークスキー技術検定は、「連続したテレマークターンの完成度を各レベルに応じて評価する」というものです。
順位をつけるような相対評価ではなく、求められる滑りをして、その完成度を採点することになります。平たく言うと”出来るか出来ないか”ですね。そのため普通に言われる、”上手いかどうか”というのとは若干話は違うかと思います。
練習してきたことが出来るかどうか、成果を確認するために利用していただければ励みになると思いますよ。
(そんなんで、練習しなかった人にはあまり意味がないかも... )
求められる内容はテレマークターンの、大回り、小回り、そしてそれらを自由に組み合わせた総合滑降の3種目です。
右の写真はFさんの大回り。
さすが、通っていただいた成果が出てますよ。
Fさん、大回りだけなら十分レベル2です!
結果は、IさんとSさんがレベル2、Fさんはレベル1に合格です。
皆様お疲れ様でした!
たまには緊張して滑るのもいいでしょう?
いや、緊張してませんでしたね、ノリも軽いなぁ。
...って、僕のせいですか?
動画は今回の検定会の前走です。
レベル1とレベル2では、”緩~中斜面で、制動要素を用いた安定感のあるターン”、が求められます。しっかりとコントロールしながら滑れるところを見せていただければ大丈夫です。
まずは、レベル1の大回り。
具体的には、両方の膝が揃ってしまったり、太股を合わせてバランスをとったりするとテレマーク姿勢ではなくなってしまいますので注意しましょう。
レベル1では、まだストック操作やスムーズさなどの細かいところは要求されませんので、とにかく、しっかりとテレマーク姿勢をとることに集中してみてください。
そして、レベル2の小回り。
また、レベル2に進むときには、安定感のある小回りができるようにしましょう。
普段はなんとなく中回りぐらいで滑っていることが多いかと思いますが、しっかりとストックを突いて、コントロールした小回りを練習しましょう。(ただリズムを早くしただけでは駄目ですよ。念のため...)
詳細はこちらもご参照ください → http://www.ski-taj.org/education/kentei01.html
ちなみに、レベル3では急斜面を含む総合斜面でスムーズかつ正確な切り替えができることとなります。そして、「技術を駆使して積極的かつ滑走性の高い滑りをしていること」という条件がつきます。つまり、動画のようにズラして止める動きが主体のターンではレベル3の合格点には届きません。
例えば、地球に垂直のところに立っているとどうしても止める動き中心になってしまいます。斜面に垂直のニュートラルなところからもう一歩先の谷方向へ飛び込んでいく姿勢があってはじめて積極的な滑りに繋がっていきます。
コブ斜面が得意な方などで脚と上体の角度の異なる姿勢の方などは、実際には板が走っているのに、暴走を止めようとしている動きと捉えられてしまうこともあります。フラットな斜面での見せ方も一緒に研究されると次のステップにつながるかと思います。
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