ブドウ畑は2回目のジベ処理も終わり、いよいよ粒抜き房づくりが間に合わなくなってきて大忙しの時期を迎えております。
このブドウの摘粒作業が本当に最難関のややこしい作業なんです。
贈答品用などで流通しているブドウの場合、一房につき上の枝から、444333322211粒で合計32粒で500gと基準があり、限りなくこれに近づけるように房の成長具合を見ながら、一粒づつハサミで抜いていきます。
熟練を要する作業ですので、大学や試験場などでは画像解析でどの粒を抜くべきか指示してくれるようなプログラムの開発も行われているそうです。
しかし、一本の木に少なくとも100~300房はぶら下がっておりますので、小規模の畑でも作業する相手は5千房はくだらないです。スマホをかざして写真を撮って、などとしてたら腕が疲れて動かなくなります。そもそも作業中に粒数を数えて考えだしたら手が止まってしまい、硬直した腕が悲鳴を上げてしまいます。
未だに慣れない作業ですが、施主さん曰く、「フィーリングだよ!」だそうです(笑)
これって、各種スポーツでの運動にもつながると思うんです。
走る、飛ぶ、などの運動をひとつひとつ考えながら立ち止まっていたら、ぎこちない以前に間違いなく競争相手に負けてしまうと思います。
日々の積み重ねの経験により、瞬時に判断して動き続けることにより試合が成立します。
ほぼオートメーションで動き続けられぐらいになってはじめて、イレギュラーに対して一瞬の閃きにより動きながら対処できるようになってくるんではないでしょうか。
うーん、スキーの場合、競技相手が目の前にいない分、考え過ぎて自滅(後傾)してる場合が多い気がするんですが、どうでしょう?(笑)
畑の方は、袋掛けが終われば一段落です。
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