2016年11月12日土曜日

パワハラ?

スキーのレッスンって、パワハラ?


                  ...(反省)。


講習会のようなレッスンであれば、要望のあったテーマに沿って、スキー教程の中から解説したり、自分の考える例をお話ししたりします。
この場合は、一方的に伝えることになりますので、押し付けがましくならないように心がけております。
団体や、図らずも人数が増えてしまった場合のレッスンの時なども、このような形になりますので、レベルの違いなどから飽きてしまう方が出ないように注意して進めていきます。案外、このように人数が多い方がスムーズだったりします。

これに対して、少人数で、個別に気になるところを指摘できるような時が、だいたい問題なんです。(汗)



通常、イントラは、お客さんが滑るところをしっかりと観察して、その方の動きを分析します。
その結果で、次のエクササイズを逐次変更しながら組み立てていきます。

そして、その気になるところは、できるだけ直接は指摘しないようにします。

オブラートに包んで当たり障りの無い言葉に置き換えて、本人が身体を動かすことによって気づいてもらえるように心がけていきます。

スポーツや芸術などの身体活動は、詰まるところ、本人が”やるか、やらないか”に行き着きます。やれば、出来るようになりますが、やらなければ、いつまでたっても出来ません。ですので、本人が身体を動かし続けていけるように注意して進めていきます。
無理だと思わせてしまったり、腹を立てて投げやりになってしまったり、身体を動かすことをやめてしまうことが、とにかく、一番もったいないことなんです。


もし、具体的に気になるところ、やろうとしていることに対して障害になっている部分を口に出したら、一つ二つなら大丈夫ですが、三つ目ぐらいからはだんだんと腹が立ってくるはずです。
なにせ、できてないところを指摘される訳ですから、気持ちいいもんではありません。

それは僕らでも同じことで、イントラの研修会などで自分の問題点を指摘されると、最初は有難いと思えるのですが、しつこいと段々腹が立ってきてイライラしてきます。こうなるともう練習にもなりません。心の中では「あ~、もうヤメタ、やめた!」と叫んでいますし。(笑)

自分でも散々と味わっているくせに、レッスンで一生懸命になって自分の方がテンションがあがってしまった時など、必要以上に欠点を指摘してしまうことがあります。調子に乗ってしまった時や、この人に早く上手になって欲しいとか思って焦ってしまったらなおさらです。
(つくづく、僕も、まだまだなんだと反省しているところなんですが...)

ちなみに、これらは、親御さんがお子さんに教えて失敗する最大の原因でもあります。ゲレンデでは親子連れのお子さんがふてくされているところをよく目にしますが、教える側は一生懸命になりすぎるほど、言い過ぎてしまうものなんです。

口に出さずに、本人で気づいてもらえるように、これが理想だと考えています。




なのに、こともあろうか、スキー以外の気になるところまで指摘してしまったら...

                     これ、間違いなく”パワハラ!”ですよね。


        ...この夏、やってしまいました。本当に反省しております。(汗)



この冬にはこんなことが絶対にないように、日々精進していきたいと思っております。(礼)





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