今日は吉田口、北口本宮富士浅間神社から富士スバルライン五合目の小御嶽神社までのハイキングです。
境内には樹齢千年のご神木が並んでいます。
北口本宮富士浅間神社は、「諏訪ノ森」と呼ばれた神社に浅間明神を勧請したものが元となり、江戸時代に富士講の行者によって再興されたそうです。当時は周辺に御師の宿坊が百軒近くも立ち並んでいたそうです。
今も世界遺産で人気スポットとなっておりますが、江戸時代はもっと凄かったみたいです。
今日は、江戸時代の「富士講」の遺跡を辿りながらのハイキングなんです。
「中ノ茶屋」付近はまだまだ平らです。
浅間神社と大石茶屋の中間にあったから「中ノ茶屋」だそうです。
そのまんまですね。(笑)
「中ノ茶屋」と「馬返し」には駐車スペースがあります。また富士急行のバスも走ってますので、こちらからスタートにするとだいぶ時間短縮できます。
三合目まではなだらかな傾斜でひたすら直進なのですが、深い森の中は、紅葉の間に石碑や山小屋の跡が次々と現れます。
遺跡には解説の看板が整備されていますので、歩いているうちに富士山”通”になること間違いなしです。(笑)
「馬返し」は、屋敷が並んで禊所とかもあり、どちらかと言うと関所みたいな感じですかね。
狛犬がお猿だったり不思議な空間です。
五合目付近の森林限界手前には18軒もの山小屋が並んでいたそうです。
江戸時代もまた、夏の登山シーズンは凄いことになってたんでしょう。
ちなみにこのあたりは中宮と呼ばれて、入山料122文を払っているか確認されたそうです。私設の”お役所”?。
一説によると、それ以前は通行料と言って”ボッタクリ”放題だったそうです。
現在でも登山道というよりは山寺の参道と言えるほど石畳などで歩きやすいのですが、この写真を見る限り、大正時代でも道はもっと綺麗に整備されていたようです。
どっちがいいのかな?(笑)
五合目から先は、”行っちゃ駄目!”の看板がありました。
「9月15日から吉田口ルートは冬季閉鎖となっております。」
夏の登山シーズンは終了。
...これから先は、装備と覚悟のある人だけ。
「御庭」付近から南アルプスや八ヶ岳方面。
夕日に紅葉が映えます。
この雲の向こうには富士見パノラマがあるはず...
撮影しているのは、”富士山を登る月”
天体写真が趣味と宣言するIさん、さすが、いい仕事してます!
パチパチパチ(拍手)
おまけ
蛇足ですが、富士スバルラインは11月まで、平日無料、です。
しかし、富士スバルライン五合目の駐車場には、平日の午後4時だというのに、大型観光バスが30台以上並んでました。
異常ですが、ここまでくると壮観です。
スバルラインの五合目は、富士山が噴火する前にあった”小御嶽山”の山頂にあたるため、富士山の中で唯一コレだけのスペースがあるそうです。
そして、小御嶽神社付近のお土産屋さんは、異国情緒も楽しめました。
...ここは何処? 新大久保?台北?(笑)
平日の富士山でも、大型バスが入れるところは、できるだけ避けた方が良さそうです。
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