訪問先は静岡新聞富士宮支社。
開山期以外の富士登山(スキー)について、意見交換の機会を設けていただきました。
このような機会をいただき静岡新聞社様にはまずはお礼を申し上げます。
今回の意見交換で、私たちスキーヤーが多くの誤解をされていること、そもそも山でスキーをする場合は、山岳保険に入り自己負担になることを想定して入山をしていることを説明させていただきました。
その上で富士山でのスキーについては、環境省と静岡県、山梨県の定める「富士登山における安全確保のためのガイドライン」に沿って活動していること、十分な装備と訓練を前提としていることを説明させていただきました。
興味のある方は以下もご参照ください。
富士登山オフィシャルサイト
https://www.fujisan-climb.jp/index.html
富士登山における安全確保のためのガイドライン
https://www.fujisan-climb.jp/risk/guideline_jp_rev202103.pdf
ガイドラインリーフレット版
https://www.fujisan-climb.jp/m3oati0000002xbk-att/2017.4_Guideline_jp.pdf
もちろん、浅間神社様定めるの開山期にはとても合理的な理由があります。
富士山頂の平均気温が冷蔵庫の中より暖かくなる、つまり4℃以上になるのは、7月と8月だけなんです。江戸時代の富士講の装備では、7月8月以外に登ることはできなかったんですね。
しかし現在では氷点下、ー20℃でも問題なく行動できるウエアーが専門店で手に入ります。こういったこともふまえて、信仰を文化としてとらえている人にも、スポーツを文化としてとらえている人にも、他人に迷惑をかけない限り、法的には自由に行動できるようになっていることを確認させていただきました。
しかし静岡新聞社のご担当者様からは、それでも地元の者は浅間神社の定める開山期以外に富士山に登ることを快く思っておりません、という話をいただきました。
この感情論は根深く、未来永劫平行線になるものと思います。
これらを念頭に置いた上で、私達スキーヤーがどういった姿勢で山に向かうべきなのか、とても参考になりました。
富士山に限らず、名前のある山はほとんどが古来からの信仰の対象になっております。
そこに登る訳ですから、富士山に限らずそれなりの配慮は必要だと思われます。
春スキーのゲレンデではアロハやTシャツ、といったスタイルもありですが、山に入る場合は自身の安全面だけでなく、文化的な配慮からもあまり尖った(ふざけた?)恰好で入山することは避けたいものですね。いらない誤解を招くだけみたいです(笑)
またご迷惑をおかけするかもしれませんが,
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