2013年4月25日木曜日

G3 ENZO 

たまには道具ネタをひとつ。
G3の”ENZO”です。

結構、良いです。
でも、最初は失敗しました。俗に言う「オペミス」というやつです。

”ENZO”は、ハンマーヘッド同様、「アクティビティーピン」の設定位置により、軽快な足上げが可能なセットから、粘るようなセット(僕はこれが好きです)まで三段階に変更できます。

この「アクティビティーピン」というものが曲者で、簡単に抜けないように小さな「かえし」がついているのですが、方向を間違えると笑ってしまうほど簡単に抜けてしまうんです。

「かえし」がアウトエッジ側の後ろ向きにあるのが正解で、この位置であれば確かに抜けません。
逆に「かえし」がインエッジ側で、尚且つ前向きにセットされていたならば、それはもう簡単に抜けてしまいます。
そりゃそうですよね、インエッジの前向きは雪の抵抗を常に受けているわけですから。

この部分は、外箱の写真やマニュアルの写真はよく見ると正しく設定されているのですが、文章での説明が無いため見落としてしまいがちです。

G3、ENZOのアクティビティーピンは、「かえし」を必ずアウトエッジの後ろ向きに!

特に、センターが80mm以下のオーソドックスな板や、アルペンのGS板なんかであれば、間違えると本当に簡単に抜けちゃいますんで、ご注意ください。


あと、これもセンター80mm以下の板のときの話ですが、ヒールのクライミングサポートが、バネにより勝手に起き上がってしまうんです。
外足を横に押し出すような動きをすると、例えばコブの中など、ぐさぐさで抵抗のある雪の中で押し出すと、勝手にポコッて起き上がってしまいます。ヒールは前のG3”アッセント”の方が良かったような気がします。
フロントは圧倒的に、この”ENZO”がいいんですけどね。

いずれにせよ、ファット板であれば、特に何も気にせずに使って大丈夫です。ご安心を。

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