2014年11月21日金曜日

雨ニモ負ケズ (ウエアが)


雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケヌ、丈夫ナウエアヲ持チ、


      って、ウエアですか!?


はい、もちろん持つのは丈夫なウエアです。


今の時代、ゴアテックスに代表される、山用品のウエアは日進月歩で進化しております。

もし、コットンの下着に綿の入ったジャンバーを着てゲレンデを滑っていたら、恐らく寒さで一時間ともたないと思います。自分のかく汗で濡れてそれが肌についたままだと思いもよらぬ事故に発展することにもなります。
それが、しっかりしたウエアのレイヤリング(重ね着)をしていれば、例えば吸水拡散性のある下着に、フリースなどの蒸れを放出しながら保温できる中間着、そして防水透湿性のあるアウターを準備していれば、一日中、冬山で行動することも可能になります。つまり、小説などに出てくる大昔の雪中訓練などをつまなくても、いきなり雪のフィールドで遊ぶことができるわけです。これは良いウエアーに頼らない手はないですよね。(あくまでも、過信は禁物ですが)


でも、良いものであるが故にお値段も、特にアウターは結構な金額になってしまいます。
うーん、悩みどころです。


ここで気になるのが、どれぐらいもつのか、ということになると思います。
例えば、”年に10日も着ていない”、ということでしたら相当な年数もちます。

僕のゴアテックスのレインウエアがそうなのですが、使った年はしっかり洗濯して汚れを落とし、乾燥機にかける、ということを守っていると10年たっても新品の時とかわらない撥水姓を保ってます。本当にたまに雨の日に着てる黄色いやつです。10年で100日というとこでしょうか。

「そんなに使わないのに高品質なウエアはもったない、」という話をよく聞きますが、使わなければそれだけ長持ちするはずですから大丈夫ですよ。



これに対して、毎日のようにゲレンデや雪山で着ているアウターは、まず3年で撥水性はなくなります。そうした場合は、「ニックワックス」や「ウォータープルーフィングソーク」などの衣類用撥水剤に漬け込んでから乾燥機にかけることで復活できます。しかし、これにも限度はあります。
上の写真のウエアーは購入から12年経っているものです。特に最初の5年間は毎日のように着ていたため、撥水性どころではなく、今では防水透湿幕の素材自体がボロボロに崩壊してしまってます。恐らく500日ぐらい使ったら、という話です。それでも僕は、今でもこれ厚手のウインドブレーカーとしては使ってますけど。
大抵のスキースクールでは3年でウエアを新調されてるみたいですので、年間100日を超える場合は、まずそれぐらいが目安になるのかな、とは思います。そこから半分だったら倍の年数とか。


あっ、そうそう、これはきちんと手入れをしている場合、という前提です。
大切なのは、しっかりと汚れを(洗剤も)落とすことと、乾燥機に(もしくはアイロンを)かけることです。


お手入れの方法は、各メーカーさんのホームページなどを参考にされると良いと思います。

例えば

■モンベルのカスタマーサポートページ
http://support.montbell.jp/maintenance/

■ファイントラックのお手入れ方法のページ
http://www.finetrack.com/layering/care.html

■ロストアローのサポートページ
http://www.lostarrow.co.jp/support/clothing.html

■パタゴニアのサポートページ
http://www.patagonia.com/jp/patagonia.go?assetid=2797

■フェニックスのメインテナンスのページ
http://www.phenix.jp/products/guide.php

            などなどです。   参考になれば幸いです。




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