2014年8月30日土曜日

ふじてん レッスン


今日のふじてんはレッスンのグループが4つありましたのでけっこう混んでます。
そして、それ以上にイベントで駐車場がいっぱいになっていました。こんな日もあるんですね。



今日の参加はNさん。
テーマは固まらないで動き続けること。

テレマークポジションのまま固まってしまうと、あとはずれ落ちていくだけになってしまいます。
雪道での運転では、急ブレーキをかけるとスリップしてしまいますが、タイヤが回っている限りはグリップしてくれます。同様にスキーでも動き続ければしっかりとグリップしてくれるはずなんです。

リラックスしてストックを動かす、肩を動かす、腰を動かす、もちろん脚も動かしてグリップしてくれる動きを探していきます。サマーゲレンデのマットは簡単にグリップがはずれたり、逆にいきなり引っかかったり、と一筋縄ではいきません。
丁寧に、そして足元でマットを感じながら動いてみましょう。

もちろんコブの中でも!





そして

帰り道、サイドミラー越しに眺める富士山です。
帰り際の富士山もけっこう綺麗だったりするんですが、何せ後ろ向きになるのでほとんど見逃してます。ちょっともったないですね。
そんな訳で、今日はミラー越しに”パチリ”。      ちょっと小さいかな?


2014年8月26日火曜日

ふじてん ~ 17アイス




富士には月見草がよく似合う
           太宰治「富嶽百景」より



サマーゲレンデにはアイスクリームがよく似合う。                
             詠み人不明
      

近ド隊長とヨッシーさん、そしてパノラマ常連のIさん。皆様、夏日を満喫されております。
やっぱり、お日様にあたってるとアイスが欲しくなりますよね。

いやいや、それはアイスじゃないって。  ( ...ホントに飲んじゃ駄目ですよ。)












撤収して車に戻ったとたんの、夕立でした。
”私には神様がついてる”と、豪語してたNさん、今日はちょっとだけ信じちゃいましたね。



今日の話題は、足元の緊張感。
よく、「足元がしっかりしてる」とか、「足場が出来ている」とか表現される部分で、これが無いと体重がしっかりとスキーのエッジに伝わりません。一朝一夕にクリアーになる問題ではないのですが、常に意識していることにより、徐々に変わっていきます。
諦めないで意識し続けてくださいね。

2014年8月25日月曜日

ノルディックウォーキング in 蓼科

夏のトレーニングメニュー!

今日はモミケンさんのノルディックウォーキングの日。


モミケンさんこと元アスレティックトレーナーの鈴木さんによる、正しい姿勢を確認するためのノルディックウォーキングです。

まずは、スタート前にポールの説明を受けます。





そして実際に歩きながらのレクチャーです。

ノルディックウォーキングは全身を使うエクササイズとして知られています。しかし、今回は腕を使って押し進むことよりも、大事なテーマがありますよ。

ポイントは”仙骨”のあたりを意識しながら歩くこと。そして、肩甲骨。
骨盤の後ろへの傾きを直すことは大変なのですが、ポールをもって歩くと、このあたりをピンポイントで意識できます。


さあ、”肩甲骨と骨盤” 、イメージしながらスタートです。

最初のうちはチェックを入れてもらって、良い姿勢を覚えます。

”歩きながら”の姿勢の確認は、運動を止めないで姿勢をチェックすることになりますので、実は、とても実践的です。


止まって固まってたら、運動になりませんしね。

止まった姿勢でスキーのポジションをイメージしすぎると、大抵、滑り出したとたんに、迷路にはまりこみます。昔の僕がそうでした。

そして、ちょっとだけポールで身体が押し出されることにより、まるでスキーで緩斜面を滑り降りてるような錯覚になり、動きながらの姿勢の確認ができる、という流れです。さすが、プロのコーチ!無駄がないです。  (いやぁ~、僕は無駄にポールで押してますね、面目無い。)


集中しだすと一時間なんてあっという間です。しかも蓼科湖周辺の自然の中ですので、「もっと歩きたい、もっと歩きたい!」という気分にさせてくれます。鈴木さん、ありがとうございました。
今日は生憎の天気でしたが、レインウエアーを着込んで、しっかりお昼過ぎまで歩いてしまいました。



お疲れ様!のあとはそのまま”石遊の湯”へ

          チャポン //


昼過ぎのほぼ貸し切り状態。 極楽です。



そういえば、お腹減ってきましたね。

お隣がお蕎麦屋さん?
     ...すみません話、聞いてなかった。


この嬉しい展開は、お隣に移動して、お蕎麦屋さんで 〆
しっかりしたお蕎麦は歯応えも十分、満足な一日でした。

もちろん、この後は”たてしな自由農園”へ野菜の買出しへ。
しめじ、大根、レタスに、忘れてはならない、とうもろこし、ゲットです!

2014年8月23日土曜日

トレッキング  金峰山

久々のトレッキングは大弛峠からの金峰山です。


大弛峠は平成の大合併の結果、住んでいる山梨市の市内になっております。これも”地元”って言っていいですよね。
(車で1時間かかっておりますが...)

”大弛峠 標高 2,365m”
実は、富士山須走口の五合目より高かったんだ...

さすが休日の百名山、賑やかです。
駐車場は満車で、路肩にまで溢れてました。







道中、雲の切れ間からのぞいた五丈岩。


ほんの一瞬は見えたのですが...


結局、一日、雲の中になってしまいました。
ちょっと、残念です。
山頂に着いてみるとこんな感じ、で、視界無し、でした。  まっ、こんな日もあります。



晴れてれば、こんな絶景で、八ヶ岳から富士見パノラマまで見えるはず...


それにしても、今日のトレッキング、天気のわりにムチャクチャ楽しかったんです。
その理由は、恐らく、このところの”ふじてん”でのコブのコソ練の成果だと思われます。自画自賛。

とにかく、膝が簡単に上がりました。結果、つまづかない。そして、腰が動くので下りが楽しいんです。以前は、「トレランで山を走る人の気が知れない」なんてほざいていましたし、最近では「条件の良い下りだけ走りましょうか」、とは言ってましたが、今日は道が悪いなりにも走れそうなラインが見えてしまいました。コブもトレッキングも基本姿勢からかも。
そしてやっぱり、体を固めたり、固まってしまったりしたら、怖くなってしまいますが、動けていたら何をやっても気持ちよくなってくるんでしょうね。

やばっ、楽しっ!    

大満足で、そのまま温泉へ、今日は「笛吹きの湯」。

看板が小さくて見つけにくいのですが、旧三富の国道140号から、ちょっとだけ入ったところにある、公営のこじんまりした日帰り温泉の「笛吹きの湯」です。露天もありますのでくつろげますよ!

「隼温泉」が混んでしまいそうな日はこちらがお勧めです。


あっ、だいぶ下流に、”笛吹川温泉”、というのもあります。それとはまた別ですよ。
(ちょ~っと、ややこしいです。)




2014年8月22日金曜日

ふじてん 短期集中レッスン中


短期集中レッスン中のNさん、 今日は徹底してここです。



後ろ足の体重の乗せどころ、もしくは、
後ろ足で立てる場所、または、
裏磐梯の桐澤塾長の言われる、「お休み処」



本当に、テレマークスキーでは、このポイントさえ掴めば、あとは、ほっといても上手くなる、って言われているぐらい、大切で、しかもとても勘違いされやすいところです。



この会心の笑顔!
この様子では、何か、つかんじゃいましたね。

4日間のレッスンと、その合間の自主練習日、しっかり実りました。

ホント、練習は裏切らないですって。







と、いう訳で、短期集中レッスン終了の打ち上げです。   


お疲れ様でした!
やっぱ、こうでなくちゃ!      
                                  ...って、ノンアルですけど。



また、集中レッスン必要になりましたら、ご連絡ください。
現状打破のお手伝い、させていただきますよ~!




2014年8月21日木曜日

ふじてん レッスン


今日のレッスンは神奈川は大和市のHさん 。



2年前にパノラマのレッスンに参加していただいて以来で、ご無沙汰しております。m(_ _)m

と、いう挨拶からスタートして、一日レッスンで頑張っていただきました。

マットの下から吹き上がる水飛沫に、なにより楽しんでいただいていたようでした。
 今日のおさらいです。

スキーは斜面に垂直になって板がフラットになった”ニュートラル”な状態がとても大事です。
http://www.satoyama-ski.com/colum-flat.html
スキーを履いてこのポジションに収まることは、最初のうちとても怖いかもしれません。
今日は隣の芝の斜面で軽く走りながらこのポジションを確認していただきました。運動靴でしたらそれほど怖く感じないと思いますので、普段、ちょっとした斜面を見つけたら、この運動を試してみてください。この部分はホント、ちょっとした馴れですから。

そして、この位置にいれば、自由に動けます。まずは、じわじわっと外足に乗っていってください。

あとは、ストックをかかえて滑ったときの感触を忘れないこと。
そこがクリアーできたらコブの中だって滑れましたからね。

最後の方には、おまけで姿勢のお話でした。
http://satoyama-ski.blogspot.jp/2014/08/blog-post_6.html

あくまで尻尾ですよね、お尻ではなくて...  次からは尻尾で説明させていただきます。




そんなこんなで、今日も一日が終了です。

この盆地に帰る御坂の坂道も、富士見からの坂道同様にだんだんと愛着が湧いてきた今日この頃です。


いずれにせよ、盆地なんで坂道を下って帰るんですけどね。

2014年8月20日水曜日

ふじてん ~ またも、道の駅なるさわ


今日のふじてんです。
近ド隊長とご近所三人組、そしてHさん。

みなさんシーズン券のようで...凄い。
              

        





さあ、ハリキッテ行きましょう。

今日気にしてみたのはストックの位置。

テレマーク姿勢をとる時に、内足を引いたら内側の手も一緒に引いてしまったり、ぶらーんと下に降ろしてしまったりしがちです。
深雪でおもいっきり斜滑降を長くとって滑るときなど、この内側の手を降ろすスタイルは結構、気持ちよかったりするんですが、ショートターンをするときは、降ろして良い事はなにもありません。
身体が後ろに遅れてしまい、次のターンに入れなくなるだけです。

あと、肘を身体の横まで引いてしまっても上体が後ろになって(後傾になって)しまい、次のターンに入り辛くなってしまいます。
逆に、ストックは前に出すことで、斜面に落ちてく方向に身体が傾きますのでターンしやすくなります。恥ずかしがらずに手はしっかり前に出しましょう!



そして、今日は道の駅なるさわに併設されている、噂の、「鉱石ミュージアム」に初めて入ってみました。
英雅堂グループという山梨の宝石屋さんが経営している博物館で宝石の原石のオンパレード、とにかく石、石、石、です。(値札もついてたりしますが)

そして、噂の恐竜は予想以上に立派で迫力がありました。
けど、みなさんのコメントにもあるように、何で富士山博物館なのにティラノサウルス?って、疑問も、アトラクションと思えば楽しいからOKです。

ちなみに、入場無料でしたよ。



で、本来の目的はこれです。

あれ?今日はお二人、富士桜カキ氷なんですね。
ちょっと、仲間ハズレな寂しさを感じるんですけど...

2014年8月18日月曜日

ふじてん ~ 道の駅なるさわ


残暑お見舞い申し上げます。

お盆明けの今日のふじてんもしっかり暑い一日でした。

そんな訳で、レッスン後は、道の駅「なるさわ」へ、富士桜ソフトクリームとご当地蒸しパンをいただいてます。

やっぱり夏はアイス!  ”富士桜ソフトクリーム”!



今日の夕方は道の駅「なるさわ」からもしっかりと富士山が見えておりました。
鉱石ミュージアムのスタッフさんいわく、「実は、夏の日の三分の二は雲がかかって山頂は見えないんですよ。」だそうです。
夜にかけては山小屋と山頂に向かう登山者の明かりもしっかり見えてました。ここから見ても富士登山の大盛況振りが覗えました。



そして、道の駅では、愛知からの素敵なご一行様にお会いしました。

”笑顔のカメラマン”野田様と、”古材・木工アーティスト”の山本様そしてパートナーの皆様、山中湖に向けての道中で一休みされてました。


せっかくですから、と皆様で記念撮影です。「元気が一番!」という姿勢はホントに素敵でした。

そして、しっかり写真で手にしている野田様の作品をいただいてしまいました。
大変恐れ入ります、ありがとうございます。
さっそく飾らせていただいております。     m(_ _)m




お蔭様で、今日も、夏の日の濃いい、一日となりました!


2014年8月17日日曜日

リベンジ ~ 中華味の...パスタ

中華味のパスタを求めて、前回の失敗はこちら。
http://satoyama-ski.blogspot.jp/2014/08/blog-post_15.html



■先日の反省から、しっかりと、”クックパッド”を検索いたしました。
そこで見つけたのが、”キムチパスタ”です。

そう、キムチなら同じ失敗、”ヤキソバ”にはならないだろうと、今日もチャレンジです。



キムチとニラを炒めて、そこに牛乳とマヨネーズを投入。
肉系は、豚バラでもベーコンでもシーチキンでも何でもOK。
今日は冷蔵庫の残り物の定番、ソーセージで行きました。

濃いクリームっぽさを出すならば、バターとコンソメも牛乳と一緒に投入しましょう。

うーん、今日はいい感じです。


美味しい...のですが、中華味というよりは、


どちらかと言えば、「”明太子クリームパスタ”になりそこねた、”白菜のパスタ”」です。


あれ、? そもそも、キムチって中華じゃないって!




残念、”中華味のパスタ”を探す旅は、まだまだ当分続きそうです...


皆様、何か良いものをご存知でしたら情報をお寄せください。
”お洒落なランチのパスタ”、ではなく、”ガテン系昼飯”のパスタを目指しております。






■話は変わりますが、来週の月曜日は、モミケンさんの「夏のトレーニングの日」です。
http://www.satoyama-ski.com/summer-tour.html#pole


ポールウォーキング(ノルディックウォーキング)で、スキーのための正しい姿勢を確認しようという内容です。

蓼科湖周辺を散策しながら、冬に向けてどんなトレーニングをするべきか、元アスレティックトレーナーの鈴木さんに相談してみましょう。
もし望むなら、実業団レベルのプログラムも紹介してもらえますよ。
(僕は...む、無理です。)


そうそう、常連のIさん(というより半分スタッフになりつつあるIさん)、お申込みありがとうございます。 (ノ´▽`)ノ 


そして、夏の八ヶ岳までお越しいただきましたら、帰りはぜひ高原野菜をゲットしてお帰りください。
僕はいつも必ず何箇所か道の駅などの野菜の直売所を回りながら帰ることにしてます。

例えば、

・ たてしな自由農園 原村店
http://www.tateshinafree.co.jp/

・ A・コープ 富士見店
http://www.nn.zennoh.or.jp/acoop/list/hujimi.htm

・ 道の駅 「蔦木宿」
http://www.tsutakijuku.jp/souvenir/index.html

・ 道の駅 「白州」
http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/specialty/n_7078.html

こんなところが僕の帰り道ですので、めぼしい野菜が手に入るまで順番に立ち寄ってます。
どこも朝市がベストなのですが、夕方には思いもよらぬ投売りになっている場合もありますので、ぜひ!
新鮮なセロリ、レタス、不揃いな茄子のまとめ買い、さあ来週は何があるでしょうかね。


2014年8月16日土曜日

ふじてん レッスン

今日もしっかり夏日のふじてん、サマーゲレンデです。
吹き上がる水飛沫がけっこう気持ちよかったりします。


 レッスンは2回目の川崎のNさんです。

ちなみに、ふじてんはシーズン券ですので、実際に何回登場されているのかは不明です。
11月まででは相当な回数登場されそうですね。

Mさんの今日のテーマは、”コブの中でつぶれない”。順調に練習が進んでおります。いい感じです。

あとは、この後ろにチョコンと取り残されがちな内足君に、もう少し体重を乗せてあげることです。
もちろん、押し込んで膝や腰で頑張る前に、ぜひとも、足元で、足首や足裏付近で頑張ってみてください。




午後は終了間際の一本。

まとまってきましたね!


斜面に対しての身体の軸が定まってきて、腕も前方向に伸びてきてます。(あともうちょっと右手が...)














僕の写真も撮っていただきましたので。



またもや、カメラ目線でした。

(やっぱりこれ、イヤラシイかも...ちょっと反省します。)

2014年8月15日金曜日

中華味の...パスタ?

男性は、ご飯が進む濃いい味の料理が好きです。
中華の定食とか。

そういえば、中華味のパスタってあんまり聞かないですね。
和風パスタはいろいろな種類があるのに。

これは作らない手はない!っと、チャレンジしました。ここは一発、”回鍋肉味のパスタ”。

やはり、あっさり味だと興ざめですので、先に回鍋肉を作っておいて、パスタをニンニクでぺペロンチーノ状態にしてからあえる、という計画を立てました。


   我ながら万全じゃないですか!



  で、いよいよ回鍋肉を鍋に投入、の段階で気づきました...あ”~っ?

これって、ただの”焼きそば”だって...


ゴマとかトッピングしたところで既に遅し。いったん焼きそばと思ったらどこまでいっても焼きそばです。テンメンジャンで甘辛い味はあるものの、見た目がそのまま、焼きそばです。しかも中華麺ではないのでパンチの無い焼きそば。

混ぜなきゃよかった...
             ...今日の手間と時間を返してくれ


(こんなことなら最初から重曹入れて茹でとけば、などと)




「中華味のパスタ」、難易度高すぎです。

”クックパッド”見て精進いたします。


とりあえず、焼きそばにテンメンジャン入れるのはあり、ということのみが今日の成果でした。

2014年8月14日木曜日

疲れないスキー研究室 ~ 歩くのか、走るのか、

「テレマークスキーで疲れない方法はないですか?」

この問いに答えるべく、疲れないスキーを徹底的に検討する日、パートII です。
今日のテーマは、歩くのか、それとも、走るのか、です。


そもそも、疲れたと感じるのはどんな時でしょう?
トレーニングや競技に参加した後なら、疲労は心地よい充実感と感じると思います。
やはり、”そんなつもりじゃなかった”と思うときに、疲れた、と感じるのではないでしょうか。
意に反して激しい運動をしてしまったようなときです。



僕は、レッスンの中で、「今は歩きたいですか?走りたいですか?」と、聞くことがあります。あきらかに辛そうにしているときなどに、ちょっと頭の中を整理してもらうためです。
”歩く”のと、”走る”のでは、2つが同じ運動だと言う人はほとんどいないでしょう。歩きたいときに、無理やり走らせられるのは嫌ですよね。


ちなみに、”歩く”運動の場合、両足が同時に地面に接地している時間があり、バランスをとる余裕があります。
膝は比較的真っ直ぐのままで、股関節もそれほど動きません。
呼吸は止めることなく、有酸素運動のはずです。

一方、”走る”運動の場合は、着地したらその反動で一気に蹴って、両足が同時に地面から離れている時間があります。すなわち、”とんでいる”状態です。
足首、膝、股関節はそれぞれしっかりと曲げられ、よりアグレッシブな運動となります。もしも、膝をのばしたままでは走ることはできません。

スタートダッシュの時など無酸素運動の場合もあるでしょう。

速くて爽快だけど、疲れる。これが”走る”ということだと思います。







それでは、スキーの場合はいかがでしょう。



いつも歯を食いしばって息を止めてはいませんか?

いつも同じ姿勢で滑っていませんか?

緩斜面でスピードがないときも、足首、膝、股関節をしっかり曲げていませんか?

エッジの切り替え(クロスオーバー)のときに飛び跳ねて切り替えていませんか?


勢いよく滑っては止まって、ダッシュを繰り返すような運動をしてませんか?

これについては、例えば、こんな光景を見たことはないでしょうか。


登山やハイキングなどで、家族連れのお子さんがテンションが上がりまくってしまい、ダーっと走っては振り向き「お父さん早く!」と、また走っては「お父さん遅い!」と叫ぶ微笑ましい姿を。
そして一時間後には、登山道の脇で「疲れた~!もう動けない!」と駄々をこねてる姿も。



もしかして、これに近いことをしてませんか?


特に、年度末の忙しいときに、ようやく休みを取って、何時間もかけてゲレンデにたどりついたら、それはもう、テンション上がりまくりですよね。
僕もサラリーマンをやってた頃は、1日にだいたい2時間ぐらいしか滑れませんでした。ゆっくり滑ればいいのに、急斜面に飛び込んでは、”ダーっ”と落とされて、”ザザっ”て止まって、「あーっ、もう無理無理、ビールビール」って。

ストレッチをして軽い運動から徐々にアップしていき、一日のペース配分を考える、そんな余裕を持つだけでもだいぶ変わります。
頑張るときはしっかり走る。流すときはゆっくり歩く。スキーでもメリハリが大事だと思うんです。





今の僕ですか?

今はほとんど膝も曲げませんし、歯を食いしばって滑ることもありません。基本、小回りはしないかも。そう言えば、笑いながら滑ってるって、よく言われますね。


えっ? 流し過ぎ?



2014年8月12日火曜日

ふじてん 雨の中

今日は雨です。

ふじてんの小田さんの言葉、「雨の日は120%、滑りますよ!」が頭の中に鳴り響き、出陣です。




それで、行ってみたら、こんな状況になっちゃいました。


コンディションはいいんですよ。
それはそれは滑るのですが...


強雨の中は...テンションが持ちません。


お昼で切上げるお二人、お疲れ様でした!







近ド隊長、どーします?

あっ、あと一本?


すみません、僕お腹痛くなってきました。
       (今日は逃げ腰な里吉です。)




今日のお話から。

両足で立って滑るイメージは、最初、なかなか湧いてこないと思います。
その昔、僕は、前後の足の間に風船をはさんでいるようにイメージして滑りました。近ドさんでしたらサッカーボールをはさんでいるのをイメージしてみてはどうでしょうか。
足の緊張感が抜けてしまうと、なんとなく、いつもどうりに沈み込んで滑ってしまいます。
沈み込んでから頑張る、のではなく、沈む前に頑張ってみよう、です。

隊長、こんなのでどうでしょう?

2014年8月11日月曜日

疲れないスキー研究室 ~ 運動の法則から

テレマークスキーのインストラクターをやっていると、ちょくちょく聞かれることがあります。

「テレマークターンをするととても疲れるのですが、疲れない方法はありませんか?」、です。


実際に滑っているところを見たことの無い方には、とりあえず、

「余計な力が入っているだけですよ~~」

と、(できる限り軽い口調で)、答えてます。
           ...だって、見たこと無かったら答えようがないじゃないですか。


そんなことを言わず、ここは徹底的に、疲れない方法を検討してみたいと思います。
まず今日は、”運動の法則”からの考察です。

                    (そんな大それたことでもないんですが...)



物理の授業の”運動の法則”を思い出してください。
自由落下の次に出てくる、運動の第二法則というやつです。
その時に、”斜面を滑り落ちる物体の加速度”として左のような図がでてきたのを覚えているでしょうか。

これ、いかにもスキーっぽくないですか?
そう思うのは僕だけじゃないですよね。

そこで、加速度を求める”sin?”とかは無視して、ベクトルの向きと大きさだけでスキーに当てはめてみようと思います。




斜面をもうちょっと急にしてメリハリをつけます。


地球に垂直方向のベクトルbより、斜面に垂直方向のベクトル”a”の方が短いことがわかります。
つまり、落下する力”c”にまかせてしまえば、斜面に垂直に立つと、足にかかる重さは体重”b”より少なくなることになります。

これ、凄くないですか。



「エッジを切り替えるとき、クロスオーバーを行うときは板を斜面に対してフラットにしましょう、面でおさえるようにイメージしましょう。」
と言われたことがあると思います。
これは、ターンの切り替えのときには、斜面に垂直に立つようにすると、次の谷回りに入れますよ、というものです。

ニュートラルともいわれる、この、エッジの切り替えでの、”フラットになるとき”と、いうのは、足に負担の少ない時間でもあるんです。この時間が長いほど足への負担が減るわけです。

そして、エッジの切り替えのときに、斜面に垂直に立てれば、スキー板は自然にフォールラインに向かって落ちて行きます。
板の先落としがはじまって直滑降になります。
そう、もっと言えば、そのまま直滑降するのが一番疲れないはずなんです。(怖くない斜面であれば。)



逆に踏ん張ってしまう時間が長いということは左の図のようなことになります。

体重に落下する力がかけ合わさって、これを足で受け止めながら滑ると間違いなく疲れます。

常にブレーキをかけながら滑るプルークボーゲンが一番疲れるのはこのためではないでしょうか。できる限りブレーキをかける方向に足を出さなければいいということになるでしょう。
極論は、”止まらなければいい”と。


そう、止めようとしないこと。

緩斜面になって自然に止まるか、深回りをしてスピードが落ちるのをまつか、徐々にターンを深くしてスピードを落とすか、とにかく、急激に止まろうとして、自分の足で落下の力を受けとめないことでしょう。止めることよりも、受け流して滑り抜けることを考えて。

普段のレッスンで、ファミリーゲレンデの緩斜面では、一日レッスンを続けても、自分で滑っている時よりも疲れない、とよく言われます。これは、まさに止めようとしないからなんです。斜度が緩いのでリフト乗り場前ではほっといても止まってしまいます。(決して、レッスンの内容が良いから疲れない、のではありません。実のところは...)




今日の結論。

Q:「テレマークすると疲れるんですけど。」


A:「止まらなければいいんです。」

m(_ _)m  失礼しました。


2014年8月10日日曜日

台風で

残念ながら、予定していた石川さんの、「山歩きワークショップ」は中止となってしまいました。


今回は雨天のためですが、さすがに台風の雨ですので山には登れません。
ワークショップのテーマ、「緊急時のロープワーク」は、わかりやすいレジメも石川さんの方で用意されており準備万端だったのですが...残念です。



次回は、9月23日(祝日)の予定です。
今度こそ、お天道様、どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m


皆様、秋の気配が近づく中の八ヶ岳、北横岳のハイキングとちょっとした講習会はいかがでしょう?
ご参加、お待ちしております!